[2008/03/12] 創業、会社設立の頃の日々

株式会社アクトパスは2006年4月11日に設立されました。しかし、その前から設立の準備をしています。社名が決まった日などの細かいところはすでによくわからなくなっていますが、メモ代わりにいくつかその頃のことを書きとめておきます。何かの検索でこれから起業される方がお読みになっても参考にはならないことも多いと思います。法令も変わりますし、業種によっても異なります。

なお、この前段階として、
・社長が勤めていた会社には兼業禁止規定があるため、会社設立は退職の翌日以降の日付が望ましい。

・社名はいくつかの候補と何度かの「姓名判断」と数回の類似社名調査によって決定済。
・社名の英文表記を決めて、即ドメイン取得。

・紹介を得て、税理士事務所のサポートを事前に受けられた。特に定款作成などの法人登記関連のアドバイスなどを得ることができ心強くもあり、効率も上がった。

・法人の形態は新会社法施行日が5月1日となったことを受けて、当時あった最低資本金規制の特例、いわゆる「確認株式会社」制度を利用し、4月4日に登記することにした。気になさる方は大安などを確認されたし。

・その他にも「決め事」がいくつかある。商号、本店所在地、資本金、営業年度など。複数名で始める場合、合議で全員納得で進めるのもよいが、あれかこれかと比較検討するまでもなく、単に決めてしまえばいいこともある。後から追加・削除を含めた変更ができないわけではないが、実際上は事業が動き出してしまうとそうした事務手続きに時間を割けなくなると思ったほうがよい。(手数料がかかるものがある)事務手続きどころか、経理(税務)・総務(労務)・給与計算も意外と時間がかかるものなので、必要経費と割り切ってアウトソーシングするのも手。

・とはいえ、定款に記載する「会社の目的」の表現は一種独特であるので、事前に法務局の窓口で相談するとよい。こういう書き方は問題があるかもしれないが、登記に関する手数料は、役所の手数料の中でも単価が高い部類に属するし、対価として高度な専門性(と正確性)の下で動いているので、臆せず尋ねてみていいと個人的には思う。もちろん、手ぶらでは向こうも困るであろうから、下書き程度は持参すること。

・法人の印鑑は注文・受領済。あわせて、社名・本社所在地・代表者名のゴム印も作成。電話(FAX)番号もよく記入することになるので、番号が決まってから作ったほうが楽。なお、偽造の温床になるので、どこでつくったかなんてのは広言しないこと。


そして・・・

2006年03月28日
定款認証のため、公証役場へ。何かとわけがわからず、でも教わりながら無事終了。印紙代がかかる。その足で経済産業省へ確認会社に関する申請。場所はちなみにさいたま新都心。

2006年03月30日
前日の申請結果(=認可)以外は登記書類がすべてそろった。

2006年03月31日
事務所賃貸契約を行い、保証金等の支払。確認会社申請の認可が下りたので書類を受領。NTTに連絡。

2006年04月03日
1、2日が土日のため実質この日が初日。机・椅子などを頂けることになっていたのでレンタカーを借り出して荷物運び込み。エレベーターに載らないものは階段で。ちなみに弊社は7階です。握力がなくなった。

2006年04月04日
登記申請のため、法務局へ。完了予定日は19日。

2006年04月07日
電話工事。やはり4月は混雑している。

2006年04月10日
ネット(ADSL)開通。プロバイダ契約を忘れていたのだった。各種機器とかケーブルなどを買ってきて、自らネットワーク工事。工事といっても接続と設定入力するだけだが。

2006年04月11日
登記の補正を受けたため、再度申請。新たに、ということで、法人設立日はこの日に。

(この間にも本棚などの家具、FAX/コピー複合機の譲受など)
(さらにこの間、会社のサイトとしてhttp://www.aqutpas.com を、温浴業界向けサイトとして別ドメインでhttp://www.spa-net.jp が立ち上がる。)

2006年04月27日
今日から謄本などが取れるようになり、客観的に法人であることが説明できるようになるので、東京法務局へ。その足で、事務所近くの銀行2ヶ所へ。口座ができるとなんだか法人になった気がする。個人の口座も同じ支店で作る。(振込用:振込手数料が節約できる)

ところが、A銀行は個人同様通帳は即日出る(口座番号が出る)のに対して、B銀行は確認が必要なため一週間出ない。(後にB銀行から確認の電話が入った。なぜうちに?などと聞かれたので、「家賃を払うため」ってのもストレートすぎると思い、「社長が住宅ローンをオタクで組んでます」などと言い放つ)

銀行に関しては、その後もいくつか課題が残った、例えば、
・キャッシュカードはA銀行でも後日送付なので、初回の振込に間に合わず、窓口で。

・キャッシュカードの磁気が飛んでしまったかで、作り直しの間、これも振込関連に支障が出たので、手数料を払っても、複数持っていたほうがリスクは軽減できる。9:00から15:00に行かねばならない、というのは意外と不都合(不便)なのである。

・有償になるがインターネットで残高照会や振込が行えるので、どうしても銀行で雑誌を読みたいという向き以外は検討されればよいかと思う。

・都市銀行だ信用金庫だという業態の差はあまり気にしなくていいのではないか。相当の資本金や資産がある場合ならともかく当面は借り入れよりも決済での利用になるので、最寄性や家賃の支払いのような定期的な支払銀行(支店)でよいのではないかと思う。

2006年04月29日
祝日だが、事務所開きとしてアポ不要の日として、遊びに来ていただけるようにした。そのために会社案内は作って相当量印刷しておいた。ノベルティとして赤いタオルも発注・受領済。また、同じ内容で、GW明けの平日にも行った。

印刷といえば、名刺も適当な時期にはできていたと思う。会社のロゴや字体も合わせて検討したように記憶している。大小の大きさの封筒も欲しくなってくるが、レターヘッドがちゃんと入った便箋やクリアファイル、会社概要なども含めて社用の事務用品がきっちりかっちり揃っているということは、それなりの資金と経験に裏打ちされていることをしみじみと知ることになる。

事務用品と近くにあるのが、社内・社外文書の様式。社内規定(就業規則)や機関設計、会議体、稟議などとも絡んでくるが、立ち上げ時の人数によっては、先に作っても仕方がないこともある。もちろん法定の書類は粛々と整備していく。

弊社では、見積書~(発注書)~納品書~物品受領書~請求書、の一連の文書群や社内での立替金精算方法確立は早かったかもしれない。業種によって種類や頻度が異なるため、既製品の流用で充分。

業種による違いと言えば、外出・出張が多いと想定されたので、最初からスケジュール共有について検討し、サーバホスティングに無償でついていたものでWeb上で運用している。他に営業上のメモなど。カレンダーだけなら、GoogleでもYahooでも、あるし、ソフトウェア上の機能をあれこれ考えるよりは運用の方が重要である。紙のノートやカレンダー、ホワイトボードでも用が足せるならば、ここはスルー。

地方税の普通徴収から特別徴収への切り替えは電話とFAXで済ませた。

法人設立届出書、青色申告の承認申請書は税理士事務所さんの助けをかりて提出。

社会保険事務所は幸い歩いていける距離にあり、新規適用については教えてもらいながら届出を出した。日付不詳。

[2008/03/19付け更新]

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